画像は1984年発売された三菱自動車ギャランΣ 2000 ハードトップ VR-エクストラ
☆1980年に入ると … 各社FRからFFへの変換期
ホンダ技研は大衆車から高級車まで、発売当初から一貫してFF(フロントエンジン フロントドライブ・前輪駆動)方式を採用していました。 ※一部のスポーツモデルを除く。
他のメーカーも、4気筒エンジンを載せるいわば大衆車~ミドルクラスまでは "FF"に変換されていきました。FFはエンジン横置きレイアウトなので、4気筒以上は実情無理で、(V型エンジンを除く) マークⅡ、ローレル、スカイラインなどは直列6気筒なので 従来型のFR方式を引き続き採用。
色々とメリット、デメリット有りますが・・・
FFにする事で一番のメリットは、エンジンを横置きにする事で、その分の室内長が採れ、
後輪駆動に必要としたプロペラシャフトが要らなくなるので、後席中央の足元の凸がなくなり、エンジンルームとキャビンが分離でき、静粛性にも貢献。
三菱ギャランΣも1982年にFFになり、1984年に以前発売されたギャランΛの後継車にあたる 4dr ハードトップ ※画像を発売する事に。
今でも欲しい1台です (*^^*)
新型ギャランエテルナΣ2000ハードトップ
三菱車の懐かしいCM ギャランΣ2000ハードトップ
1984年 ギャランΣハードトップ MITSUBISHI GALANTΣ CM
※ 音楽 : 伊藤君子 ~ ホワッツ ニュー
●三菱 ギャランΣ HT 2000 VRエクストラ [FF/5MT] ('84.10~'88.2) ※初期型
全長4660mm×全幅1695mm×全高1375mm
ホイールベース2600mm 車両重量1270kg
1997cc(200ps/28.5kgm)※グロス
P/W レシオ6.35kg/ps 車両価格287万円
ライバルはマークⅡ、ローレル クラスのハイソカー! FF で、200馬力が売り物でした。
当時の三菱のエンジンシリーズのネーミング
は オリオン、サターン、シリウス、アストロンetc. すべて星に関係する名前ですね!
その中で2000cc はシリウスに当たります。
後に " サイクロン "に統一化されていきました。
★ SIRIUS DASH 3 × 2
(シリウス ダッシュ スリー バイ ツー)
実はこの頃から、可変バルブエンジンが実用化されていました。
シングルカムで3バルブ! 吸気 2、排気 1
吸気側は プライマリーバルブ29㎜と、
セカンダリーバルブ37㎜ で構成され、
エンジン回転数2500rpmまでは、プライマリーバルブのみで行い、
2500rpmを越えると、セカンダリーバルブが作動するセッティングになっています。
ターボラグが感じられない程トルクが厚い。
このエンジン スタリオンにも搭載されました
スタリオンはご存知FRなので、乗り比べたら面白いですよね!
★ 三菱 スタリオン GSR -VR
サスペンションも電子制御!
トヨタの" TEMS" と似たような構造。
三菱ではECS~Electronic Control Suspension 速度やロール傾斜でセンサーが感知し、ダンパーの減衰力を変化させる。
この辺りは各社同じ機構な気がします。
TEMSは手動で切り替えも出来ましたね!
★ セダンにタクシー仕様も有りました。